救命救急センター

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四肢骨盤外傷センター

外傷治療に高度な技術を発揮

我が国での交通事故、労働災害、台風、地震などの自然災害による死亡者数は年間25000人以上と報告されています。また、入院が必要な外傷患者さんは年間120万人であり、四肢骨折、関節脱臼、捻挫などの整形外科外傷が60%を占めています。高齢者人口の増加に伴い、今後、高齢者の転倒などによって起こる骨折も増えると思われます。海南病院整形外科では以前から外傷治療に力を入れており、手術が必要な患者さんを積極的に受け入れ、早期手術、早期社会復帰に努めてまいりました。特に骨盤骨折、手の外傷、切断肢の再接着に関しては東海地区では数少ない高度な治療のできる医療機関です。

世界レベルの治療を目指して

平成25年9月、海南病院は愛知県で19番目の救命救急センターの指定を受け、新外来棟、ヘリポートも完成し、外傷治療に力を入れられる設備が整いました。救命救急外来には日勤帯に2名の救命救急医が常駐し、救急車は同時に5台受け入れ可能であり、すぐ階上にある救急病棟への入院や、重症度によっては最短の動線で画像検査室、手術室、集中治療部への移送が可能となっています。救命救急外来では月に約550台の救急車を受け入れており、100件以上が整形外科関連の患者さんです。整形外科の担当する手術も増加しており、年間1400件を超えるようになり、そのうちの約60%が外傷治療の手術です。どのような四肢骨盤骨折の患者さんが搬送されても、出来るだけ早く手術が出来るように治療材料を常備し、手術室スタッフと協力して体勢を整えてきました。けがをされた患者さんの早期治療を心がけ、機能回復や社会復帰が早められるように努めております。また、できるだけ短い皮膚切開で手術を行う、抜糸が必要ないように創を閉じる、体内で分解吸収される材料で治療するなど患者さんの負担を減らす工夫もしております。近年増加している高齢者の骨折では、手術が必要な場合には内科医、麻酔科医と連携を取りながら、できるだけ早く手術を行い、早期離床による合併症の予防、早期家庭復帰を目指しております。

海南病院の基本理念は「私たちは医の倫理をしっかり見据え、質の高い、安全で安心な医療提供をとおして、地域を守り、地域から信頼される病院を築きます」となっております。救急病棟、集中治療部、一般病棟が満床で受け入れができない日もまれにはありますが、24時間、365日対応で、できるだけ広い地域の外傷患者さんをできるだけ多く受け入れ、質の高い、安全で安心な外傷治療を提供できるように努めていきたいと思います。

脳卒中センター

脳卒中を迅速に診察・治療

脳卒中を迅速に診察・治療

海南病院では、脳卒中治療の更なる充実を目指し、2011年4月より脳卒中センターの運用を開始いたしました。昼間はもちろんのことですが、夜間緊急に来院された脳卒中患者さんを、より迅速に専門医が診察し、専門的治療を受けていただけるよう体制整備を行っています。

脳梗塞の場合、発症4.5時間以内の超急性期であれば原則として血栓溶解療法の適応となり、いろいろな条件から惜しくもその適応に外れた場合でも、8時間以内であれば血栓除去機器を用いた血栓除去術などのカテーテル治療の可能性があります。また、脳出血・くも膜下出血などの出血性脳卒中では、初期より厳重な血圧管理を要し、緊急手術の可能性もあります。これら急迫した病態の患者さんの治療にあたり、脳神経外科・神経内科の医師が脳卒中治療医として待機し、脳卒中と診断された場合、連絡があり次第24時間体制で迅速に超急性期治療を行います。これにあたり、脳卒中待機医・脳神経外科担当医・カテーテル治療担当医・神経内科担当医はタブレット型端末を常時携帯し、診断がつき次第、画像情報を含む多面的な患者情報をリアルタイムで共有し、迅速に適切な治療を選択・遂行できるよう工夫しています。超急性期を脱した段階で、脳卒中センター医師の主導で脳神経外科・神経内科の合同カンファレンスを行い、それぞれ適切と思われる科で継続治療を行います。

回復期も密な連携でサポート

入院中は月に2回レジデント脳卒中リハビリテーション看護認定看護師を中心として、リハビリテーション療法士・退院コーディネーター看護師・脳卒中センター医師で合同回診を行い、多角的な視点から治療方針について主治医に指導・助言を行います。また、当院は近隣の回復期リハビリテーション病院と提携しており、急性期を脱して治療の主体がリハビリテーションに移行した段階で、脳卒中連携パスを用いてスムーズにリハビリテーション病院での専門的なリハビリテーションに移行する体制をとっています。この体制により文字通り繋ぎ目のないシームレスな治療の提供が可能となっていると自負しております。以上ような体制下、いざという際には万全の治療を行うことのできる体制をとることで、地域の皆様方に安心して日々の暮らしを送っていただけるよう日夜努力致しております。よろしくお願い致します。

心臓血管センター

当院では、心臓血管疾患の救急医療の更なる充実を目指し、2011年4月より心臓血管センターの運用を開始いたしました。心臓血管センターの開始にあたり、いままで循環器内科医は待機として救急患者の対応をしていましたが、4月から毎日循環器内科医がCCU当直として院内に在中することになりました。このことにより、急性心筋梗塞など一刻を争う救急疾患に対して、更に迅速に診断治療が行える体制が整えられました。このことは特にカテーテル治療を要する急性心筋梗塞において、治療までの時間が更に短縮されることで、この地域の急性心筋梗塞の救命率の更なる向上につながるものと思います。
また、当院の心臓血管外科は緊急手術にも積極的に対応していますので、外科的に手術治療を要する救急疾患は、心臓血管外科と協力して、この地域の循環器救急体制を充実してまいりたいと思います。

地域周産期母子医療センター

  • 周産期母子医療センター
  • 周産期母子医療センター

NICU(新生児集中治療室)は、平成13年7月1日から愛知県より地域周産期母子医療センターに指定され、低出生体重児、重症仮死児、病的新生児を24時間体制で管理しています。NICU 3床(管理料の算定あり)、後方病床となるGCU 9床(管理料の算定なし)の合計12床で構成されております。NICUが3床と少ないですが、重症児でもGCUで受け入れており、原則院内出生は外科疾患以外すべて受けています。年間入院数は約200名です。2013年度から低体温療法の機器による新生児低体温療法を積極的に施行しています。

集中治療センター

  • 集中治療センター
集中治療センターとは

救命救急センターに搬送された重症患者さん、侵襲の大きい手術後患者さん、入院中に重症化した患者さんなどの集学的治療が必要な患者さんを受け入れる病床で8床を有します。

体制
  • 集中治療センター
  • 集中治療センター

24時間365日、集中治療医が常駐して治療にあたる「closed ICU」の形態で運営されており、日々の治療方針は集中治療医・主治医と、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士など多職種が協力し合い、多角的な視点から相談して決めています。
また、集中治療センターは手術センターと直結しており、集中治療医・麻酔科医・救急医といった集中治療管理のスペシャリストを中心に各診療科の医師や看護師、臨床工学技士が協力して、緊急手術などのあらゆる状況に対応できる万全な体制をとっています。

基本的治療方針

集中治療センターでは人工呼吸、透析、機械による循環補助や、特殊な薬剤の使用など高度で専門的な治療が行われており、治療のゴールは、一般病棟で管理できる程度に全身状態が安定することです。
しかし、一般病棟に退室後にいかに早く元の生活に戻っていただけるかも大切です。
そこで集中治療センターでは、食事が取れない間も腸の機能を保つため、早くから腸管から栄養を補ったり、四肢や呼吸の筋力を維持するために早くから積極的にリハビリを開始するなど、できるだけ体の機能が衰えないように工夫しています。
この体制により退院を見据えた文字通り繋ぎ目のないシームレスな治療の提供が可能となっています。

手術センター・日帰り手術センター

手術センターについて

当院は、地域がん診療連携拠点病院のほか救命救急センターに指定されており、愛知県南西部、三重県北西地域・岐阜県西濃南部の一部の緊急医療に対応し、手術センターでは年間約4,500件を超える手術を行っています。
当センターは、救命救急センター、脳卒中センター、四肢骨盤外傷センター、および専属医師を配置した集中治療センター(ICU)と連携し、重症患者さんの手術に対応しています。全身麻酔手術における麻酔科管理件数は、90%を超え、安全性の高い手術環境を保持しています。
また、腹腔鏡下手術やダ・ヴィンチを使用したロボット手術、心臓血管外科手術、高度外傷手術など、高度な手術も取り入れ、患者さんの安全を最優先に質の高い医療提供に努めています。


  • 心臓血管外科手術

  • 外科腹腔鏡下手術

  • 整形外科手術

  • ダ・ヴィンチ手術
日帰り手術センターについて
  • 日帰り手術センター受付
    日帰り手術センター受付
  • センター内のベッド
    センター内のベッド

当院では手術センターに付属した日帰り手術センターを運用しています。現在は一部の診療科の外来手術にのみ対応しています。しかし今後は患者さんのニーズにあわせ、従来は入院を要していた手術を日帰りで安全に行えるように整備する予定です。
手術を受ける患者さんは総合受付で受付された後、日帰り手術センターにお越しいただきます。センター内で着替え・血圧測定などを行い手術室に入室します。手術が終わったら再びセンターに戻っていただいて同様に着替え・血圧測定などを行います。体調に問題なく、手術した部位の異常(出血・疼痛など)がなければ中央での会計ののち帰宅となります。ご気分のすぐれない場合は落ち着くまでセンター内で休憩することも可能です。今後も多様化する患者さんの要望にあわせて対応させて頂きますのでご相談下さい。

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通院治療センター

  • 通院治療センター
  • 通院治療センター

平成27年4月6日に新しい外来診察エリアがオープンしました。通院治療センターはこの新しい外来診察エリアの3階に移転しリニューアルしました。

通院治療センターは主に抗がん剤の点滴治療を行うための施設です。その他に関節リウマチや膠原病、炎症性腸疾患などの点滴治療を行っています。抗がん剤には副作用が強い薬が多いので、投薬の間違いは重大な医療事故に繋がる危険があります。私たちは、患者さんお一人お一人について抗がん剤の内容や投与量、スケジュール、副作用対策などを毎日チェックして、安全に抗がん剤治療を行うことを心がけています。

新しい通院治療センターは総面積が広くなり、リクライニングチェア16台とベッド4台合わせて20台を使用して治療を行っています。チェアー1台1台がパーテーションとカーテンで区切られて、プライバシーにも配慮した空間になっています。センターの北側は大きな窓になっていて、明るくて開放的な環境で治療を受けていただくことができるようになりました。

近年、新しい抗がん剤や免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が次々と開発されています。これらの新しい薬を利用することによって、今までよりも効果が高く、副作用が少ない治療法が開発されています。これからの抗がん剤治療はさらに複雑に専門的になってゆくと思われます。私たちは、医師、看護師、薬剤師がチームを作って、患者さんが安心して抗がん剤治療を受けていただけるようにサポートします。そして、主治医の先生方と協力して、安全で適切な治療を提供できるように努力します。

通院治療センター実績

血液浄化センター

はじめに
  • 血液浄化センター

現在、「慢性腎臓病」の方が1330万人(成人の8人に1人)いるといわれています。腎臓のはたらきが低下すると、『透析(血液透析・腹膜透析)』や『腎移植』といった治療が必要になりますが、日本で『透析』療法をされている方は30万人を超えています。「腎臓病」での『透析』と似た方法を用いて、種々の疾患において血液から有害な物質を除去する方法があり、これを総称して『血液浄化』といいます。
当院では昭和36年に『透析センター』が開設され、透析を含めた各種血液浄化療法をおこなっていましたが、平成25年8月26日より名称を『血液浄化センター』に変更し、新棟3階にリニューアルオープンしました。

「血液浄化センター」の特徴

血液浄化センター

血液浄化センター

血液浄化センター

血液浄化センター

「コンパクトで高機能、次世代型」という当院新棟建築の理念に準じ、可能な限りの対応がしてあります。『血液透析』に関しては、重症の方に対応できる個室2床を含めた22床を有し、月水金と火木土、午前と午後の計4クールで最大88名の治療が可能です。治療フロア内には柱がなく、スタッフステーションとの間は強化ガラスを使用することで、ベッド間隔を広げ、見通しよく、感染対策・プライバシーに配慮し、スタッフのより迅速な対応ができるようになっています。すべての透析器で透析困難症や長期透析の合併症予防にも対応できる「on-line HDF(血液透析濾過)」が行えます。透析液は国内でもトップレベルのクリーン化が図られ、点滴と同程度の純度に達しています。平均4時間という治療時間をできるだけくつろいで頂けるように、アーム可動式テレビをすべてのベッドに設置し、空調はエアコンでの不快な気流がなく作動音も静かに冷暖房を行う「放射空調システム」を採用しました。(天井パネルには設計士の心遣いで「星座」がちりばめられています。) 透析設備を有する当該地域での数少ない総合病院として、新しく血液透析をはじめられる患者さんの治療や、近隣の透析クリニックや総合病院からご紹介いただいた治療入院中の患者さんの透析をさせて頂いています。
『腹膜透析』に関しても当該地域で最大の導入・通院施設であり、院内に4名いる日本腹膜透析医学会認定指導看護師を中心として在宅療養指導にあたらせていただいており、『腎移植後』の患者さんの診察もさせていただきます。
潰瘍性大腸炎、重症筋無力症、血栓性血小板減少性紫斑病等の難病に対する各種血液浄化療法や肝硬変・癌性腹水での腹水濃縮濾過療法も行っております。

月曜日から土曜日まで、年末年始をはじめ祝日も治療を行っています。当院は、日本腎臓学会と日本透析医学会の認定施設の指定をうけており、スタッフは、医師・看護師・臨床工学技士・薬剤師・管理栄養士など多職種との連携のもとに安全で質の高いチーム医療を推進しています。
地域の皆様から厚い信頼を寄せていただけますよう、スタッフ一同努力しておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

内視鏡センター

当内視鏡センターは2004年12月に開設され、365日24時間態勢で稼働して参りました。2012年1月に管理棟の新設に伴い、当院のコンセプトである “コンパクト・高機能・次世代型”を達成するため、新内視鏡センターへと変貌を遂げました。従来通りの治療はもとより、ここ数年で注目されている早期胃がんと食道がんの内視鏡的粘膜下層剥離術を積極的に行っています。特に2012年4月から早期大腸がん及び腺腫の粘膜下層剥離術が保険適応になり、施設基準を満たした医療機関で施行できるようになりました。当院は認定施設となっているため、すでに行っており良好な治療成績をおさめています。
また日帰り手術センターが新設されたためここを利用した鎮静下での(麻酔を使い眠った状態での)内視鏡検査が行えるようになりました。より苦痛のない検査をめざすため麻酔を使った検査を今後も充実させる予定です。さらにカプセル内視鏡も完備しており、小腸病変が疑われた場合の検査も可能となりました。呼吸器科部門においては気管支内視鏡による精密検査を行っており、新たに超音波下検査や胸腔鏡で診断の精度向上をはかっています。検査や内視鏡的処置・治療の向上はもとより、何よりも患者さんの安全や安心を考えて行動し、喜んで頂けるような内視鏡センターを目指していきます。わからない事や疑問に思う事はご遠慮なくお伺い下さい。

  • 内視鏡センター受付
    内視鏡センター受付
  • 待合ホール
    待合ホール
  • 上部消化管内視鏡検査室
    上部消化管内視鏡検査室
  • 下部消化管内視鏡検査室
    下部消化管内視鏡検査室
  • 透視室
    透視室
  • 洗浄室
    洗浄室
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緩和ケアセンター

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