救命救急センター

詳しくはこちら

四肢骨盤外傷センター

外傷治療に高度な技術を発揮

我が国での交通事故、転倒、転落などの不慮の事故による死亡者数は年間約15,000人と報告されています。また、入院が必要な外傷患者さんは年間120万人であり、四肢骨折、関節脱臼、捻挫などの整形外科外傷が60%を占めています。高齢者人口の増加に伴い、近年、高齢者の転倒などによって起こる骨折も増加しています。海南病院整形外科では以前から外傷治療に力を入れており、手術が必要な患者さんを積極的に受け入れ、早期手術、早期社会復帰に努めてまいりました。特に骨盤骨折、手の外傷、切断肢の再接着に関しては東海地区では数少ない高度な治療のできる医療機関です。

質の高い、安全で安心な外傷治療を目指して

海南病院は愛知県で19番目に指定を受けた救命救急センターであり、外傷治療に力を入れられる設備が整っております。救命救急外来には日勤帯には救命救急医が常駐し、ヘリポート、ドクターカーを備え、救急車は同時に5台の受け入れが可能です。すぐ階上にある救急病棟への入院や、重症度によっては最短の動線で画像検査室、手術室、集中治療部への移送が可能となっています。救命救急外来では月に約600台の救急車を受け入れており、100件以上が整形外科関連の患者さんです。整形外科の担当する手術は、年間約1,400件で、そのうちの約60%が外傷治療の手術です。どのような四肢骨盤骨折の患者さんが搬送されても、出来るだけ早く手術が出来るように治療材料を常備し、手術室スタッフと協力して体勢を整えてきました。けがをされた患者さんの早期治療を心がけ、機能回復や社会復帰が早められるように努めております。また、できるだけ短い皮膚切開で手術を行う、抜糸が必要ないように創を閉じる、体内で分解吸収される材料で治療するなど患者さんの負担を減らす工夫もしております。近年増加している高齢者の骨折では、手術が必要な場合には内科医、麻酔科医と連携を取りながら、できるだけ早く手術を行い、早期離床による合併症の予防、早期家庭復帰を目指しております。

海南病院の基本理念は「私たちは医の倫理をしっかり見据え、質の高い、安全で安心な医療提供をとおして、地域を守り、地域から信頼される病院を築きます」となっております。救急病棟、集中治療部、一般病棟が満床で受け入れができない日もまれにはありますが、24時間、365日対応で、できるだけ広い地域の外傷患者さんをできるだけ多く受け入れ、質の高い、安全で安心な外傷治療を提供できるように努めていきたいと思います。

脳卒中センター

脳卒中を迅速に診察・治療

脳卒中を迅速に診察・治療

海南病院脳神経外科では、丁寧な説明と同意の上で、積極的かつ確実な医療を提供できるよう、日々努力いたしております。緊急性の高い疾患を扱うことが多い為、24時間いつでも、果たしうる最高の医療を提供できるよう心がけております。また脳ドックにも力を入れており、未然に脳卒中を防ぐ努力を積極的に行っています。頭痛外来を設け、慢性頭痛に対しても積極的に関わっております。

脳卒中センター

当院では、脳卒中診療の更なる充実を目指し、2011年4月より脳卒中センターの運用を開始いたしました。日中はもちろん、夜間緊急搬送された脳卒中患者さんにより一層迅速な専門的治療を受けていただけるよう体制整備を行っています。脳梗塞の場合、発症4時間半以内の超急性期であれば原則として薬剤による血栓溶解療法の適応となります。さらに様々な条件により血栓溶解療法の適応から外れた場合でも、発症8時間以内であればカテーテル治療による血栓除去術を行うことが可能です。また、くも膜下出血や脳出血などの出血性脳卒中では、発症直後より厳重な全身管理を行うとともに、病態に応じて積極的に緊急手術を行っています。
海南病院脳卒中センターでは、これらの急迫した状態に対応するため、脳神経外科と脳神経内科の医師がチームとなって情報を共有しながら24時間体制で待機しており、脳卒中と診断された場合には迅速に超急性期治療を開始します。当センターには日本脳卒中学会専門医・指導医が常時在籍しており、最新のエビデンスに基づいた適切な治療法の選択を行っています。超急性期を脱した段階で、脳神経外科と脳神経内科の合同カンファレンスを行い、さらなる追加治療を検討し、早期のリハビリテーションへとつなげて参ります。

回復期も密な連携でサポート

入院中は週に1回多職種による合同カンファレンスを行っており、リハビリテーション療法士・退院コーディネーター・ソーシャルワーカー・看護師・医師で、多角的な視点から治療方針について主治医に指導・助言を行います。また、当院は近隣の回復期リハビリテーション病院と提携しており、急性期を脱して治療の主体がリハビリテーションに移行した段階で、脳卒中連携パスを用いてスムーズにリハビリテーション病院での専門的なリハビリテーションに移行する体制をとっています。この体制により文字通り繋ぎ目のないシームレスな治療の提供が可能となっております。以上のような、いざという際には万全の治療を行うことのできる体制をとることで、地域の皆様方に安心して日々の暮らしを送っていただけるようこれからも日夜努力していきます。

心臓血管センター

当院では、心臓血管疾患の救急医療の更なる充実を目指し、2011年4月より心臓血管センターの運用を開始いたしました。心臓血管センターの開始にあたり、いままで循環器内科医は待機として救急患者の対応をしていましたが、4月から毎日循環器内科医がCCU当直として院内に在中することになりました。このことにより、急性心筋梗塞など一刻を争う救急疾患に対して、更に迅速に診断治療が行える体制が整えられました。このことは特にカテーテル治療を要する急性心筋梗塞において、治療までの時間が更に短縮されることで、この地域の急性心筋梗塞の救命率の更なる向上につながるものと思います。
また、当院の心臓血管外科は緊急手術にも積極的に対応していますので、外科的に手術治療を要する救急疾患は、心臓血管外科と協力して、この地域の循環器救急体制を充実してまいりたいと思います。

地域周産期母子医療センター

  • 周産期母子医療センター
  • 周産期母子医療センター

NICU(新生児集中治療室)は、平成13年7月1日から愛知県より地域周産期母子医療センターに指定され、低出生体重児、重症仮死児、病的新生児を24時間体制で管理しています。NICU 3床(管理料の算定あり)、後方病床となるGCU 9床(管理料の算定なし)の合計12床で構成されております。NICUが3床と少ないですが、重症児でもGCUで受け入れており、原則院内出生は外科疾患以外すべて受けています。年間入院数は約200名です。2013年度から低体温療法の機器による新生児低体温療法を積極的に施行しています。

集中治療センター

  • 集中治療センター
集中治療センターとは

救命救急センターに搬送された重症患者さん、侵襲の大きい手術後患者さん、入院中に重症化した患者さんなどの集学的治療が必要な患者さんを受け入れる病床で8床を有します。

体制
  • 集中治療センター
  • 集中治療センター

24時間365日、集中治療医が常駐して治療にあたる「closed ICU」の形態で運営されており、日々の治療方針は集中治療医・主治医と、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士など多職種が協力し合い、多角的な視点から相談して決めています。
また、集中治療センターは手術センターと直結しており、集中治療医・麻酔科医・救急医といった集中治療管理のスペシャリストを中心に各診療科の医師や看護師、臨床工学技士が協力して、緊急手術などのあらゆる状況に対応できる万全な体制をとっています。

基本的治療方針

集中治療センターでは人工呼吸、透析、機械による循環補助や、特殊な薬剤の使用など高度で専門的な治療が行われており、治療のゴールは、一般病棟で管理できる程度に全身状態が安定することです。
しかし、一般病棟に退室後にいかに早く元の生活に戻っていただけるかも大切です。
そこで集中治療センターでは、食事が取れない間も腸の機能を保つため、早くから腸管から栄養を補ったり、四肢や呼吸の筋力を維持するために早くから積極的にリハビリを開始するなど、できるだけ体の機能が衰えないように工夫しています。
この体制により退院を見据えた文字通り繋ぎ目のないシームレスな治療の提供が可能となっています。

手術センター

手術センターについて

当院は、地域がん診療連携拠点病院のほか救命救急センターに指定されており、愛知県南西部、三重県北西地域・岐阜県西濃南部の一部の緊急医療に対応し、手術センターでは年間約4,500件を超える手術を行っています。
当センターは、救命救急センター、脳卒中センター、四肢骨盤外傷センター、および専属医師を配置した集中治療センター(ICU)と連携し、重症患者さんの手術に対応しています。全身麻酔手術における麻酔科管理件数は、90%を超え、安全性の高い手術環境を保持しています。
また、腹腔鏡下手術やダ・ヴィンチを使用したロボット手術、心臓血管外科手術、高度外傷手術など、高度な手術も取り入れ、患者さんの安全を最優先に質の高い医療提供に努めています。


  • 心臓血管外科手術

  • 外科腹腔鏡下手術

  • 整形外科手術

  • ダ・ヴィンチ手術

通院治療センター

  • 通院治療センター
  • 通院治療センター

平成27年4月6日に新しい外来診察エリアがオープンしました。通院治療センターはこの新しい外来診察エリアの3階に移転しリニューアルしました。

通院治療センターは主に抗がん剤の点滴治療を行うための施設です。その他に関節リウマチや膠原病、炎症性腸疾患などの点滴治療を行っています。抗がん剤には副作用が強い薬が多いので、投薬の間違いは重大な医療事故に繋がる危険があります。私たちは、患者さんお一人お一人について抗がん剤の内容や投与量、スケジュール、副作用対策などを毎日チェックして、安全に抗がん剤治療を行うことを心がけています。

新しい通院治療センターは総面積が広くなり、リクライニングチェア16台とベッド4台合わせて20台を使用して治療を行っています。チェアー1台1台がパーテーションとカーテンで区切られて、プライバシーにも配慮した空間になっています。センターの北側は大きな窓になっていて、明るくて開放的な環境で治療を受けていただくことができるようになりました。

近年、新しい抗がん剤や免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が次々と開発されています。これらの新しい薬を利用することによって、今までよりも効果が高く、副作用が少ない治療法が開発されています。これからの抗がん剤治療はさらに複雑に専門的になってゆくと思われます。私たちは、医師、看護師、薬剤師がチームを作って、患者さんが安心して抗がん剤治療を受けていただけるようにサポートします。そして、主治医の先生方と協力して、安全で適切な治療を提供できるように努力します。

通院治療センター実績

血液浄化センター

はじめに
  • 血液浄化センター

現在、「慢性腎臓病」の方が1330万人(成人の8人に1人)いるといわれています。腎臓のはたらきが低下すると、『透析(血液透析・腹膜透析)』や『腎移植』といった治療が必要になりますが、日本で『透析』療法をされている方は30万人を超えています。「腎臓病」での『透析』と似た方法を用いて、種々の疾患において血液から有害な物質を除去する方法があり、これを総称して『血液浄化』といいます。
当院では昭和36年に『透析センター』が開設され、透析を含めた各種血液浄化療法をおこなっていましたが、平成25年8月26日より名称を『血液浄化センター』に変更し、新棟3階にリニューアルオープンしました。

「血液浄化センター」の特徴

血液浄化センター

血液浄化センター

血液浄化センター

血液浄化センター

「コンパクトで高機能、次世代型」という当院新棟建築の理念に準じ、可能な限りの対応がしてあります。『血液透析』に関しては、重症の方に対応できる個室2床を含めた22床を有し、月水金と火木土、午前と午後の計4クールで最大88名の治療が可能です。治療フロア内には柱がなく、スタッフステーションとの間は強化ガラスを使用することで、ベッド間隔を広げ、見通しよく、感染対策・プライバシーに配慮し、スタッフのより迅速な対応ができるようになっています。すべての透析器で透析困難症や長期透析の合併症予防にも対応できる「on-line HDF(血液透析濾過)」が行えます。透析液は国内でもトップレベルのクリーン化が図られ、点滴と同程度の純度に達しています。平均4時間という治療時間をできるだけくつろいで頂けるように、アーム可動式テレビをすべてのベッドに設置し、空調はエアコンでの不快な気流がなく作動音も静かに冷暖房を行う「放射空調システム」を採用しました。(天井パネルには設計士の心遣いで「星座」がちりばめられています。) 透析設備を有する当該地域での数少ない総合病院として、新しく血液透析をはじめられる患者さんの治療や、近隣の透析クリニックや総合病院からご紹介いただいた治療入院中の患者さんの透析をさせて頂いています。
『腹膜透析』に関しても当該地域で最大の導入・通院施設であり、院内に4名いる日本腹膜透析医学会認定指導看護師を中心として在宅療養指導にあたらせていただいており、『腎移植後』の患者さんの診察もさせていただきます。
潰瘍性大腸炎、重症筋無力症、血栓性血小板減少性紫斑病等の難病に対する各種血液浄化療法や肝硬変・癌性腹水での腹水濃縮濾過療法も行っております。

月曜日から土曜日まで、年末年始をはじめ祝日も治療を行っています。当院は、日本腎臓学会と日本透析医学会の認定施設の指定をうけており、スタッフは、医師・看護師・臨床工学技士・薬剤師・管理栄養士など多職種との連携のもとに安全で質の高いチーム医療を推進しています。
地域の皆様から厚い信頼を寄せていただけますよう、スタッフ一同努力しておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

内視鏡センター

当内視鏡センターは2012年1月に現在の管理棟1階に新設され、以後、外来・入院と問わず、多くの検査を同センターと透視室にて行っています。 検査としては、通常検査である胃カメラ・大腸カメラから、特殊検査である超音波内視鏡等まで行っています。特に超音波内視鏡下穿刺細胞診(EUS-FNA)は、通常の胃カメラや大腸カメラでは採取できない細胞を採取することができ、診断の難しい膵臓腫瘍や胃粘膜下腫瘍の治療方針の決定に有用なため、積極的に施行しています(穿刺の場合は1~3泊程度の検査入院が必要)。近年は大腸カメラのニーズが非常に高まっており、以前は2部屋で施行していたところを3~5部屋まで増やして対応しています。
一方、内視鏡治療にも積極的に取り組んでいます。早期胃がん・食道がんの内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)のほか、大腸カメラでは、検査施行時にポリープが発見された場合に、大きさや内服薬(抗血栓薬や抗血小板剤を内服していない)等の条件が満たせば、そのまま内視鏡的に切除しています(問題無ければ同日帰宅も可)。また、ポリープの大きさが大きいものや外来での切除が困難な腫瘍であっても、ESDでの切除の適応があれば積極的に行っています(入院は必要)。ほかにも、胆膵系の疾患(総胆管結石・胆管がん・膵臓がん等)に対して、検査と治療を兼ねて実施する内視鏡的逆行性胆膵管造影(ERCP)も年々件数が増加しています。最近では胃の手術後等で検査が困難な方であっても積極的にERCPを施行し、内視鏡的治療のみで完結できる症例も増えています。
内視鏡センターに隣接する回復支援室(2020年1月より日帰り手術センターから名称変更)では、鎮静下(麻酔を使い眠った状態での)内視鏡検査後の経過観察を行います。より苦痛の少ない鎮静下の検査を安全性に配慮しながら実施することができますので、今後も積極的に行う予定です。このほかカプセル内視鏡も完備しており、原因不明の消化管出血や小腸病変が疑われた場合の検査も行っています。
呼吸器科部門においては気管支内視鏡による精密検査を行っており、超音波下検査や胸腔鏡で診断の精度向上をはかっています。
検査や内視鏡的処置・治療の向上はもとより、何よりも患者さんの安全や安心を考えて行動し、喜んで頂けるような内視鏡センターを目指していきます。
分からないことや疑問に思うことは遠慮なくお尋ねください。

  • 内視鏡センター受付
    内視鏡センター受付
  • 待合ホール
    待合ホール
  • 上部消化管内視鏡検査室
    上部消化管内視鏡検査室
  • 下部消化管内視鏡検査室
    下部消化管内視鏡検査室
  • 透視室
    透視室
  • 洗浄室
    洗浄室
内視鏡センターへはこちら

外来案内マップはこちら

緩和ケアセンター

緩和ケアは、病気から生じる苦しみをなくす、やわらげることを目的とし、病気の治療やケア、コミュニケーションなどが含まれます。
がんの診療においても、終末期だけではなく、がんと診断されたときから、必要と感じたときに、いつでも、どこででも適切な緩和ケアを受けられることが必要です。
このため、緩和ケアを含めた質の高いがん診療が、切れ目なく受けられるように、2006年にがん対策基本法がつくられ、これに基づいて全国各地域にがん診療の拠点となる病院(地域がん診療連携拠点病院)が指定されることとなりました。当院もその指定を受け、これまでにがん診療に関わる各診療科・部門にて治療並びに緩和ケアを提供してまいりました。
そして、さらにより質の高い専門的な緩和ケアが提供できるように、緩和ケアに関わる院内の組織を強化するために、緩和ケアセンターの設置が求められ、当院においても2016年1月より組織し、運営を開始することとなりました。
緩和ケアセンターに求められる具体的な要件・機能としては、専門的な緩和ケアに関わる医師・看護師などの人員の適正な配置や緩和ケア関連の外来・相談窓口の設置、運営、緩和ケア関連の研修会の開催や地域の医療機関との連携調整、地域住民への緩和ケアの普及・啓発活動などがあります。
このように、今後も引き続き当センターにて院内外の緩和ケアに関する体制を整備し、より質の高い緩和ケアが提供できるように努めてまいりますので、お困りのことなど何かございましたら、まずは、最寄りの職員にご遠慮なくお問い合せください。

当院へのご質問・ご意見など、お気軽にお問い合わせください。

ページトップへ