診療案内

糖尿病・内分泌内科では、患者数の急速な増加が社会的問題となっている糖尿病を中心とする代謝系疾患と、バセドウ病や末端肥大症などホルモン異常に関わる内分泌疾患についての診療を行っています。
糖尿病に関しては、従来行ってきたコントロール入院に加え、合併症外来、外来糖尿病教室、外来栄養指導、看護師による療養指導、形成外科と連携したフットケア指導など、外来における診療体制の充実を図っています。また、地域連携パスを用いた地元医療機関との連携にも取り組んでおります。

糖尿病教室受講のご案内

※当院通院中の患者さんは必ず主治医にお申し出の上、ご参加下さい。

糖尿病教室受講のご案内

糖尿病教育入院のご案内

当院では、初めて糖尿病と診断された人やまだ血糖コントロールはさほど悪くないが、将来にわたって悪化しないようにしたい人を対象に糖尿病教育入院を行っております。入院期間は何曜日に入院するかによって若干異なりますが、おおよそ5日間です。短期間の入院ですので予め外来で必要な検査を受けていただく場合もあります。入院中には、膵臓のインスリン分泌能を見る検査や、毎日血糖測定を行い1日の血糖の変動をみて、適切な治療薬を選択するだけでなく、糖尿病教室での全体講習の他、入院して糖尿病食を体験した上で管理栄養士による食事療法個別指導、糖尿病の治療薬を服用している患者さんには薬剤師による個別服薬指導、理学療法士による運動療法の実践的指導を行います。

糖尿病は初めが肝心です。ある報告によると、糖尿病と診断された時、最初に正しい知識と治療を受けた人とそうでない人を比べると、最初に正しい知識と治療を受けた人の方が、明らかにその後の糖尿病の余病発生が少ないとのことです。残念ながら、既に重い余病が出てしまった人や、血糖の著しく高い人は、糖尿病教育入院の対象にはならず、治療入院となるため、まずは糖尿病内分泌内科の外来受診をしていただき相談をしていただくことから始まります。

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対象疾患・治療について

主な疾患と治療法
糖尿病

外来診療は、毎日予約診察と一般診察を行っています(土曜日は一般診察のみ)。 また、当科では様々な糖尿病療養に関する取り組みを行っています。

【糖尿病合併症外来】

担当医師が糖尿病性合併症を系統的に検査し、結果を患者さんへご説明するとともに主治医へ報告します。

【外来糖尿病教室】

平日の15時から約1時間行っております。曜日ごとにテーマが決まっているため、連日受講しなくても、都合の良い日を選びながら全ての曜日を受講すれば一通りの知識が身につけられます。

【外来栄養指導】

患者さん個々のライフ・スタイル、必要カロリーに基づいて管理栄養士が栄養指導室にて行ないます。 また、年3回糖尿病食を召し上がって頂きながら、糖尿病の食事について学んで頂く糖尿病ランチ教室も開催しており大変好評です。糖尿病ランチ教室の開催日や申し込みについては病院にお問い合わせ下さい。

【看護師による療法指導】

主に糖尿病療養指導士の資格を有する看護師により看護支援室にて行います。  インスリン自己注射や自己血糖測定の手技の方法やコツの指導だけなく糖尿病療養にかかわる様々な悩みについて相談ができます。また、多忙のため入院が困難な方でも外来でのインスリン導入を行うことができます。

【糖尿病透析予防指導】

糖尿病が原因で腎機能が低下してきている患者さんを対象に、受診日に合わせて専門の看護師と管理栄養士が、日常生活や食事の注意点、検査値の見方、薬の説明などを行っています。

【フットケア外来】

糖尿病性末梢神経障害のある患者さん糖尿病壊疽の予防のために、フットケア専門の看護師が、実際に患者さん足を診察して、足浴、たこ、魚の目の処置や爪切りをしながら、ご自宅でできるフットケアの指導を行っています。

【CGM:24時間持続血糖器】

自己血糖測定を行っている患者さんが対象です。皮膚の内側にある脂肪組織にセンサーをつけて6日間24時間の血糖を持続的に測定し、その患者さんの血糖に応じた治療法を選択します。

【CSII:小型持続インスリンポンプ】

1日数回のインスリン注射では良好な血糖コントロールが得られない患者さんや、血糖をより正常域までコントロールする必要のある患者さんが対象です。細いカニューレを通じて皮膚の内側の脂肪にインスリンが24時間少量ずつ注入されるため、頻回の注射の手間が省け、時間帯毎に注入単位が設定できるので、低血糖を起こしにくく血糖をより正常域までコントロールできる利点があります。

【SAP:24時間持続血糖測定器付き小型持続インスリンポンプ】 

血糖をより正常域までコントロールする必要のある患者さんが対象です。
血糖値がリアルタイムに表示されます。

糖尿病は原則として外来で治療できる病気ですが、実際にはインスリン療法への切り替えの際に検査を兼ねて入院を希望される患者さんが多く、また入院のほうが安全であると主治医が判断する場合もあります。入院でのインスリン導入に際しては、1週間クリニカルパスを採用しております。しかしご高齢のかたなど短期間で注射や血糖測定などを覚えるのが困難な場合は、2週間程度かかる例が多いです。
また、インスリン導入を目的としない場合でも極度の高血糖のために入院管理が望ましい場合や、既にインスリン療法を行っていても血糖コントロール不良が⾧期間続く場合などには、1-2週間程度の入院治療を行うことがあります。血糖コントロールが不良ながら大きな手術を控えている場合には、手術の約1週間前に入院して血糖を安定させることもあります。いずれの場合でも、入院中はインスリンや内服薬による薬物療法、食事療法、運動療法をバランスよく行って血糖の安定を図るとともに、糖尿病性合併症の検査を系統的に行い、患者さんには糖尿病に関する学習をしていただきます。妊娠時に血糖が高くなってしまった妊婦さんを対象に2泊3日の入院も行っております。
糖尿病に対する社会的取り組みとして、毎年夏に行われる東海地区小児糖尿病サマーキャンプの運営に協力し、地域の糖尿病患者会である「ひまわり会」の事務局を当院医療相談室に設置して、当院通院中のみならず地域の糖尿病患者さんの療養に貢献しています。

甲状腺疾患

バセドウ病は甲状腺機能亢進をきたす疾患の一つで、内分泌系の異常で最も多い疾患です。抗甲状腺薬による薬物療法を基本とし、病状によりアイソトープ治療や手術への切り替えをお勧めします。橋本病など甲状腺機能低下症に対しては、甲状腺ホルモン剤の内服を行います。また、甲状腺の腫れ(甲状腺腫)に対しては超音波エコー検査を併用した穿刺吸引細胞診を行ない、癌などの診断を行います。

その他の内分泌疾患

下垂体疾患、副腎疾患などが疑われる場合には、外来あるいは入院にて各種検査を行い、必要に応じ内分泌外科や脳神経外科などにご紹介します。また、内科的治療を外来にて行っています。

診療実績

糖尿病血糖コントロール目的・糖尿病性ケトアシドーシス・高血糖高浸透圧症候群で入院された患者さんのHbA1cと退院後の推移

糖尿病・内分泌内科 甲状腺超音波検査下 穿刺吸引細胞診件数
  • 平成27年度 135件
入院患者の内訳
  平成26年度 平成27年度
糖尿病 血糖コントロール1型・2型 139 144
妊娠糖尿病 4 1
糖尿病性ケトアシドーシス 3 3
高血糖高浸透圧症候群 0 0
低血糖 18 19
シックデイ* 11 5
内分泌 発症・治療 16 12
検査 5 7
その他 内科一般 82 94
合計 278 258

*かかりつけ糖尿病患者の食事摂取量低下のほか脳梗塞、高カリウム血症、感染症なども含む

平成 27年度 血糖コントロール・糖尿病性ケトアシドーシス・高血糖高浸透圧症候群の入院症例における統計
退院後のHbA1cの推移
  入院時 3ヵ月後 6ヶ月後
平均HbA1c 11.08% 6.98% 6.89%
症例数 147 85 57
紹介・未検査数 0 62 90
平均在院日数 12.89日

スタッフ紹介

山守 越子

やまもり えつこ

糖尿病・内分泌内科代表部長

  1. 糖尿病・内分泌内科一般
  1. 日本内科学会 認定内科医
           総合内科専門医
    日本糖尿病学会 専門医・研修指導医
    日本内分泌学会 専門医・指導医
    日本経腸静脈栄養学会NST医師
    日本医師会 認定産業医
    臨床研修指導医

小澤 由治

おざわ よしはる

糖尿病・内分泌内科部長

  1. 糖尿病・内分泌内科一般
  1. 日本内科学会 認定内科医
           総合内科専門医
    日本糖尿病学会 糖尿病専門医
    日本内分泌学会 内分泌代謝科(内科)専門医
    臨床研修指導医

板野 麻衣子

いたの まいこ

糖尿病・内分泌内科医長

  1. 糖尿病・内分泌内科一般
  1. 日本内科学会 認定内科医
                

伊藤 雅晃

いとう まさあき

医員

  1. 糖尿病・内分泌内科一般
  1. -

     

黒川 枝莉花

くろかわ えりか

医員

  1. 糖尿病・内分泌内科一般
  1. -

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