診療案内

膠原病とは、本来は自分の体を守るはずの免疫が、間違って自分自身を攻撃してしまうと言う病気です。そのため、全身の関節が痛くなる、皮膚が赤くなるといった症状や、肺や腎臓が悪くなるといった内臓の症状も出ることがあります。関節リウマチ、脊椎関節症などの、あちこちの関節が痛くなる病気、全身性エリテマトーデスや全身性強皮症、多発性筋炎 / 皮膚筋炎のように、皮膚や肺、筋肉に病気が出現する病気などを診療しております。全身の臓器に病気が出現することがあるため、総合内科や呼吸器内科、腎臓内科とった内科同士の連携はもちろんのこと、皮膚科、整形外科など内科以外の科とも連携を十分にとりながら、診療にあたっています。

受診方法

初診の方の場合、11時までの受付で受診出来る日は火曜日、木曜日となります。
それ以外の曜日では、初診時総合内科の先生に見ていたくこととなる可能性があります。
火曜の午後、金曜日の午後も外来をしていますが、主に予約診です。

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対象疾患・治療について

主な疾患と治療法

関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、混合性結合組織病、多発性筋炎 / 皮膚筋炎、ベーチェット病、大動脈炎症候群などの血管炎症候群、血性反応陰性脊椎関節症、抗リン脂質抗体症候群、成人Still病など

各疾患について
関節リウマチ

関節リウマチは比較的頻度の高い疾患であり、日本人の有病率は約0.5~1%と考えられています。いろいろな関節に痛みや腫れが出現し、期間経過すると関節の変形をきたします。これは関節や腱に存在する滑膜というものが炎症をおこし、骨を溶かしてしまうからです。骨が大きく変形してしまうと、病気が治まった後も元の形に戻ることはほぼありませんので、一生変形が残ってしまうということになります。

以前は良い治療がなかったため、関節リウマチになってしまったら、骨の変形を止める治療はほとんどありませんでした。しかし現在はいろいろな内服薬や、生物学的製剤と呼ばれる点滴、注射製剤が使用可能となり、症状が楽になるばかりではなく、骨の変形を止めることができるようになってきました。現在の関節リウマチの治療目標は、症状を楽にするだけではなく、関節の腫れや痛みを取り除き、将来的な骨の破壊を止めることです。そのために、外来診察では関節の腫れや痛みの診察を行い、採血やレントゲンで副作用や治療方針を確認していきます。

全身性エリテマトーデスおよびその他の膠原病疾患

膠原病は皮膚、心臓、肺、肝臓、腎臓、関節など様々な全身の臓器に病気が出現しうる病気です。病気ごとに、どこの臓器に障害が起きやすいかが分かれますが、どの病気についても全身の検査が必要であり、定期的に血液検査、尿検査、レントゲン、CT、超音波検査などを行い、診療に当たっております。
治療については、ステロイド剤といわれる副腎皮質ホルモンによる治療が行われることが多いですが、最近ではステロイド剤の副作用が懸念され、早期から免疫抑制剤を使用することが増えてきました。免疫抑制剤は何種類もあり、シクロホスファミド(商品名エンドキサン)、アザチオプリン(商品名イムラン)、シクロスポリン(商品名ネオーラル、サンディミュン)、タクロリムス(商品名プログラフ)、ミゾリビン(商品名ブレディニン)が主力です。これらの薬剤は、各疾患や病気のある臓器、肺や腎臓、肝臓などの合併症の状態によって、選択される薬剤が変わります。またこれらの免疫抑制剤を複数使用したり、関節リウマチと同様に生物学的製剤と呼ばれる薬剤を用いることもあります。免疫を抑える力が強いため、自分の免疫が自分の体を壊すことは少なくなりますが、その分ばい菌やウイルスなど、本来免疫が倒すべき相手も倒さなくなるため、感染症にかかりやすくなります。こうした合併症の管理も含め、膠原病内科で総合的に診察することにより、複数の科を受診することによる主治医間の意思疎通不足を解消することができます。

診療実績

膠原病内科 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
関節リウマチ 177 217 262 280
シェーグレン症候群 54 86 104 121
全身性エリテマトーデス 28 50 67 77
混合性結合組織病 26 30 34 35
全身性強皮症 48 55 54 74
多発性筋炎/皮膚筋炎 23 37 44 46
血管炎症候群 19 25 32 41
抗リン脂質抗体症候群 10 13 19 20
ベーチェット病 9 12 14 20
脊椎関節症 15 17 20 25
合計(人) 378 542 650 739

※病名は患者重複を含む数を集計しています。

スタッフ紹介

佐々木 謙成

ささき かねしげ

膠原病内科代表部長

  1. 膠原病
    リウマチ
  1. 日本内科学会 総合内科専門医
    日本内科学会 認定内科医
    日本リウマチ学会 専門医
    臨床研修指導医

渡辺 綾野

わたなべ あやの

医員

  1. 膠原病内科一般
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